私は、業務委託で、
建築専門学校の講師の仕事を
した経験があります。
添付写真は、私が作成した
授業カリキュラムの一部です。
木造とRCの矩計図(かなばかりず)
の作図を、学生達に指導しました。
矩計図とは、基礎の形状、構造材、
仕上材、断熱材、防水等の詳細が
分かる図面です。
私は、建築現場を見た事が無い
学生達に、現場の動画や写真を
見せながら作図の指導を
丁寧に、行いました。
矩計図は、仕上材や構造材等の
知識が無いと上手に早く描けません。
専門学校での指導を、経験して感じた事は、
教室内での授業よりも、
建築現場での学習経験を、
多く組むカリキュラムが、
必要だと感じました。
実際、私も大学の建築学科を卒業しましたが、
最初の建築会社で、設計をした時に、
現場の知識が乏しく、かなり苦労をしました。
建築業界は、とても厳しい環境なので、
新社会人として良いスタートを切る為にも、
学校側も実務に特化したカリキュラムを、
多く取り入れるべきです。
若手の建築会社の離職率の多さと、
業界から人手不足の問題を解決する為にも、
専門学校と大学のカリキュラムの見直しが
とても重要だと思います。